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最近の葛篭棚田とNGC6946(C12)&NGC6939

8/20の夜、7月の集中豪雨で土砂崩れが起き被害が出て以来、はじめてうきは市の葛篭棚田へ足を運んでみました。

がしかし、県道106号線から葛篭方面へ向かう分岐の所で

ご覧の通り通行止め。

ただし完全に通行止めじゃないっぽいのです。 このコーンの左右は開いていて車が入れそうです。路面に車が通行したと思われる土の線がついています。
暫く迷いましたが、ここから先は道が狭く急なので無理をするのはやめておきました。

Uターンして山を下り、麓の流川の桜並木の駐車場で撮影することにしました。

望遠鏡を組立て、アライメントし、カメラを取付けピントもOK! しかしここでノートPCを持ってくるのを忘れたことに気づきました。 
オートガイドできないです・・・(^ω^;)

「今日は星野写真だけ撮って帰るか― 何しにきたんだろ?(´・ω・`)」と、思ったのも束の間、

「舐メンマ!!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!  C8の2000mmをガチで手動ガイドしたことあるのに、たかだか800mm? APS-Cだから1200mmちょっと?くらい半自動でガイドしたるわ!!!」 逆に火がついてしまいました。

でもそう言えばデジタル化してからやった事ないですね。 銀塩と違ってエラーの許容量は小くてシビアな筈です。

お道具箱から久々の登場、持ってて良かったビクセンのGA-4
s-IMAG0088.jpg

使った事ある方も多いかと思いますが、レチクルパターンはこんな感じです。
s-IMAG0089.jpg

オートガイドのキャリブレーションとかしなくていいので超簡単。 直ぐに撮影と―

が、やりはじめて2分で後悔しました。 久々にやると苦行でしかありません。 ポチポチ、ポチポチ・・・
椅子も使えない中途半端な中腰の姿勢がこれまた辛いです。

そんな感じで3分×3枚で撮影したNGC6946(C12)&NGC6939
s-6659_6660_NGC6946C12_6939B-FL2.jpg
2012.8.20 3:18~3:32 3min×3 EOS kiss D(改) ISO 1600
Vixen R200SS (f=800mm) Celestron Advanced-GT Mizar GT-68(f=600mm)半自動ガイド
Deep Sky Stacker  Adobe Photoshop CS5  FlatAide


星なんとか止まってますか? ガイド鏡は焦点距離600mmですが、GA-4のレチクルの一番小さい中央の円より一回り小さい位にガイドできれば大丈夫のようです。

中央左の渦巻き銀河がNGC6946(C12) 英語ではFireworks Galaxy 花火銀河ですか。 M101も似たような名前だったような。
超新星が出やすい銀河で有名だそうです。 目を凝らして見ましたが、それらしきものはありませんでした(笑

それにしても大きさの割に淡い銀河です。

上方、はみ出しそうな散開星団がNGC6939
ギリ入っていました。

それと写真の左上端、何らかの光跡があります。 末端や不規則さが流星っぽいです。 
暗い人口衛生かもしれません。


この2日後、通行止めの看板の脇を通って、葛篭棚田に行った話はまた今度。


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コメント

やまねももんが

こんばんは。

通行止めの標識があるのだから、特に夜は入っていかないほうがいいよね。
うんうんと読んでいったら、2日後に侵入したですと!
このバチはきっとどこかで当たるにちがいありません。

ビクセンのGA-4、私も使っていました。
最近見かけないなあ。
でも使っていたのは手動ガイドです。
何十年前の事だろう?

にしん目かたくちいわし

Re: タイトルなし
>やまねももんがさん

こんばんは。
はい、でもどうも通行止めに気合が入ってなかったのですよ。 この看板の部分は道幅が広くて、コーンとコーンの間の倍くらいの道幅なんです。車も余裕で通れるくらい開いてます。 もう一つ行ける道があるのですが、そちらの方は完全に塞いでありました。  だから「途中で土砂崩れによって通り抜けはできないけど、そこまでなら行けるよ」という意味なんだろうと勝手に推測しました。 

GA-4、やまねももんがさんも使っていらっしゃったのですね。 最近はヤフオクによく出品されています。 皆さんオートガイドに切り替える方が多くなったからでしょうね。 手動ガイドはキツイですが、半自動ならそれほどでもありませんね。 "星を見に行って、ガイド星しか見ない"という事にはなりますが(笑

ミッチー

僕は「ガイド精度判定は甘く」「コマ収差若干残る」感じでやってますんで(笑、本当は直したいんですよ!)十分星が止まってみえます。まだ光軸は追い込んでみえないんですよね。
通行止めとかは、夜になるとビビりますね。台風のあとなんか、山道が荒れてるのも怖いですし、行きたくないっす。こっちは夏よりも冬、雪が降るのが怖いです。

まるこう

なんだなんだ?これは?
半自動?
天体写真を始めて1年足らずの私にはさっぱり・・・。
これがウワサに聞く手動ガイドというものかっ!!
すげー!

阪神ファンいっこう

 手動ガイド、やりた~い。半自動ガイド、やりた~い。
 コーンは気合がはいっていませんが、看板のバッテンに書いてある顔、めっさ睨んでます。『行くな!』ってな感じです。

にしん目かたくちいわし

Re: タイトルなし
>ミッチーさん

いえいえ、ミッチーさんの写真は凄いですよ。お世辞じゃなくて本当にそう思っています。
今以上を求める探究心が素晴らしいです。

昼間だとそうでもないのでしょうが、夜間の山道ほど心細いものはないですね。 誤って谷に転落しても発見まで時間がかかってしまいそうです。 私は雪道に全く慣れていないので、ちょっとでも降るともう運転したくないです。
雪がベチャベチャタイプでスタッドレスもあまり効かないし、かと言ってチェーンまでするか?という感じです。
夏に雪の話って変ですね(笑

にしん目かたくちいわし

Re: タイトルなし
>まるこうさん

一応、私の中では、
・手動 ― モータードライブ無し、赤道儀の微動ハンドルでひたすらガイド星を追いかける
・自動(ノータッチ) ― モータードライブ有り、焦点距離が短く、モータードライブと赤道儀の追尾性能で何もしなくておk
・半自動 ― モータードライブはあるが、焦点距離が長い場合などその追尾精度では許容量をオーバーする時は、コントローラーのボタンで修正が必要
・オートガイド - オートガイダーを使用

ってわけてますが、間違ってる認識だったらゴメンなさいです(汗

にしん目かたくちいわし

Re: タイトルなし
>阪神ファンいっこうさん

手、手動ガイド、やりたいですか?  いい事ひとつもないですよ(^^;)

二日後、一人で行くのは心細かったので、ふくよかなあっちゃんを連れていきました。 あまりの怖さに助手席で叫ばれたのはナイショです(笑

悠々遊

昔々やりましたねえ手動ガイド。
カセットテープに10秒置きに経過時間を告げる声を録音しておき、シャッターブレを抑えるためにカメラレリーズを先に押し、鏡筒の先のかぶせを取り去り、同時にカセットテープを回し、だったかな・・・後はひたすら微動ハンドルを回しながら、レチクルの中のガイド星とにらめっこ。
忍耐力がないので、長くても10分でギブアップでしたが。

にしん目かたくちいわし

Re: タイトルなし
>悠々遊さん

歯の根も合わない程の寒空の下では大変でしたね。 短波放送の時刻ずっと言うやつを受信したこともあったような。 今思えば何であんな事をやっていたのでしょうか。
レチクルをどうやって作るかで世代がわかります。 極細の銅線、セメダイン、蜘蛛の糸・・・
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にしん目かたくちいわし

40になりました。福岡県産
2009年子供の時以来20年ぶりに天文趣味を復活
2010 12/6 blogスタート

絡んで頂けると嬉しゅうございます
相互リンク大歓迎
がんばるばい!(゚Д゚)