処理していた馬頭星雲です。
今の私の実力では頑張ってこんなもんです。 5分×2枚、8分×2枚の計26分です。
2011.10.28 1:15~1:46 5min.×2 8min.×2 EOS kiss D(改) ISO 800 RAW Vixen R200SS (f=800mm) Celestron Advanced-GT Mizar GT-68(f=600mm)+Qcam S7500+GuideMaster Deep Sky Stacker Adobe Photoshop CS アルニタク周辺の輝星の肥大化を防ぐマスクが、どーしても上手く作れません。 強くかかり過ぎたり、弱かったり、黒いリングができたり…散々です。 星のまわりが汚くなってしまいました。
赤い系の散光星雲は、レッドのレベルを上げると星雲が引き立つために、ついついやってしまいます。
しかしタダでさえ改造デジは赤に対する反応が良いので、全体的に赤に偏った表現になってしまいます。
↓はDSSでレッド・ブルー・グリーンを同じ山の幅に揃えたものです。 面倒なので星マスクはせずにそのままトーンカーブを弄ってます。 それと処理は途中まで。 これでも赤いと(特に樅の木星雲)感じたので止めました。
一番上の写真はDSSでレッドより、ブルー・グリーンの山を広くとってます。
樅の木星雲はいい感じの色になったと思います。 こうして処理すると、2番目の画像より画像はかなり荒れてしまいます。 赤を弱くする分だけたっぷりと露光してやらないといけないようです。
星雲の色なんてあってないようなものなので、好みと言えば好みなだけで、拘る必要もないのですが。
2番目より上のほうが、馬の首のバックの赤い星雲は強くなっています。 フォトショップのチャンネルタブでレッド画像に対して、ダスト&スクラッチを微光星が消える位にかけ、星雲マスクを作成して、弱くなった赤を増強してあげてます。ちょっとやり過ぎたでしょうか。
最近やっと写真を、A:バックグラウンド B:恒星 C:星雲 にわけて処理するのを覚えました。
でも何だかスッキリ感がない眠い感じがすます。 バックもまだ粗いです。 恒星も美しく- どうやるんだろう?
ホント天体写真の処理って難しいです。
Axfc UploaderにDSSが吐き出した元tif画像を置いておきます。 「馬頭星雲 その1」が1枚目、「その2」が2枚目です。 ↓のリンク先をクリック後、ダウンロードパスワードは 12345 です。
今から24時間ダウンロード可能(11/5 20時頃まで)です。
どうぞ皆様遊んでやってください。
・その1 http://ll.la/=u8w
・その2 http://www1.axfc.net/uploader/C/so/153254.tif
※36.3MBありますのでダウンロードに結構時間かかるかもです。
11/5追記
Ver.1.02
無理に輝星を抑えこむのは止めてみました。 全体のバランス重視で。 え?あんまり変わってない?
↓撮影の励みになりますのでどちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)
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コメント
やまねももんが
昨夜の夢は、これだったのですね。
このような処理はやったことが無いので、的確なコメントができなくてごめんなさい。
好き勝手に言わせて頂くことをお許し下さい。
星雲の拡大写真ですから、全体でRGBの山の幅は同じでなくても良いと思います。星雲でないバックグラウンドの領域で同じになればよいと思います。
コントラストは1枚目より少し弱いのがが好きです。2枚目は仰るように眠たい感じがします。
輝星は2枚目が好きです。無理に肥大化を押さえ込まない方が良いのではないでしょうか?
私のディスプレイで見る限りは、輝星の光芒と右側の背景がシアンに寄っているように思えます。もう少しブルーにするとすっきりするのではないでしょうか?
自分でやってないので、いろいろと言えるのですよね。
自分でやると、堂々巡りから出られないんでしょうね。
でも、もう一息でかなりのレベルまで達するのではないでしょうか?
2011/11/04 URL 編集
にしん目かたくちいわし
こんばんは。
今日で丸2日間ちょこちょこ弄ったので、夢に出てきちゃったのでしょうね。
いえいえ、自分ではずっと見ているとわからなくなるので、色々言っていただけたほうが嬉しいです。
>RGBの山の幅は同じでなくても良いと思います
ごもっともです。 この場合の山の幅は各色の△~▲のスライダーの幅とお考えください。 DSSではこれを調整したほうがバックグラウンドが揃うようです。
>コントラストは1枚目より少し弱いのがが好きです
やっぱり少しやりすぎましたか(^^;)
そうですね2枚目の方が「輝いている!」感はありますね。 シアンに傾いている件は、私も気になっていました。 これ以上やるとドツボに嵌りそうで放置しました。
元tif画像をアップしましたので、やまねももんがさんもどうぞお遊びに使ってみてください。
ダウンロードに時間はかかるとは思います。
2011/11/04 URL 編集
阪神ふぁんいっこう
しっかり遊ばせていただきます。
まずは画伯に馬をかいてもらって……
う~ん、夢に見そうだ(笑
2011/11/05 URL 編集
阪神ふぁんいっこう
DSSから吐き出せた状態でこkまで写ってるって、すごいですね。いつも、なんとなく写っている程度の写真をレベル補正でむりやり加工している私にとって、こんなすばらしい元画像、遊ばずにはいられないじゃないですか。
寝なきゃ。
2011/11/05 URL 編集
にしん目かたくちいわし
馬頭星雲は誰が見ても馬に見えるので、画伯の手を煩わせることもありますまい。
右端のアンプノイズがキレイに取れていないのか、フラットが当たり過ぎているのか、やまねももんがさん仰るようにフラットになっていなくてスミマセン。
他にも色々ツッコミ処満載ですが、色々と料理してみてください。
そうです、R200とオートガイドさえあれば、いっこうさんも・・・
2011/11/05 URL 編集
やまねももんが
いろいろ試してみましたが、こりゃ難しいですね。
私がいつもやっている単純な処理ではほぼお手上げです。
恥ずかしながら、私のブログに貼り付けました。
2011.01.01の記事です。
パスワードは「katakuti」です。
かたくちいわしさんの1枚目の画像のように、赤い星雲内のすじのようなものが出せません。
今気付きましたが、Ver1.02が出ていますね。
私も夢に出てきそうです。
2011/11/05 URL 編集
にしん目かたくちいわし
こんにちは。拝見させていただきました。 ありがとうございます。
CameraRawのノイズ低減能力は凄いものがありますね。
恒星も美しいです。
気付いたら何時間もやってしまうのが、この手の画像処理の恐ろしいところです。
赤い星雲部分は星雲マスクを使ってRのレベルを上げてます。
うなされない様にしてくださいね(^ω^;)
2011/11/05 URL 編集
まるこう
いつもながら、うっとりします。
どれもすごい写真ですが、3枚目の再処理がいいとこどりでいいですね。
かたくちいわしさんの馬頭星雲は、馬、樅の木、輝星それぞれ色が違うので、どうやったらこういう風にできるんだろうと、謎でした。
>赤い星雲部分は星雲マスクを使ってRのレベルを上げてます。
うーーむ。こういう手法もあるんですね。
なるほど!
2011/11/05 URL 編集
にしん目かたくちいわし
いつも褒めていただきありがとうございます。
でも「うっとり」とは天ガや星ナビの入選作ですよ。 あれは本当にウットリします。
馬頭星雲は露出不足のを無理に星雲を出そうとすると、全体的に赤に転んでしまいますね。
本当に画像処理だけは一朝一夕に上手くならないです。
幸い今は諸先輩方が貴重な手法を公開されているので、かなり助けになるはずなのですが、こちらのレベルが低すぎて「書いてある事の意味がわからない」という事態に陥っています(汗)
意味がわからなくてスルーした部分を半年後・一年後に読みかえして「あ!そういう事だったのか!」と気付く上達の遅さです(TT)
果たして本当にウットリしてしまう様な写真が撮れる日が来るのでしょうか。
2011/11/06 URL 編集