昨日のつづきです。
7~8割方のコスモスが前日の風雨で倒れていましたが、ふと倒れたコスモスもよいのでは?と思い直しました。

EOS kiss DN SMC Takumar55mm F1.8開放 13sec. ISO 800 JPEG WB電球
もっと広い範囲が撮りたかったので、持っていっていたSIGMA 18-55mm 3.5-5.6DCに付け替えました。

EOS kiss DN SIGMA 18-55mm 3.5-5.6DC 32mm F4.5開放 30sec. ISO 800 JPEG WB電球
このお花畑に、ワンピースを着せた綺麗なお姉さんを眠るように寝かせて撮ってみたいです。 悪趣味?(笑)
上の2枚は若干画像処理で明るくしていますが、撮りっぱなしは下のようになります。

SMC Takumar55mm F1.8開放 10sec. ISO 800
↓レンズを換えてそのまま10秒だと・・・ Oh・・・

SIGMA 18-55mm 3.5-5.6DC 32mm F4.5開放 10sec. ISO 800
露出時間3倍にしたら同じくらい明るくなるんじゃないか?と思いましたが・・・ まだ暗いです。

SIGMA 18-55mm 3.5-5.6DC 32mm F4.5開放 30sec. ISO 800
最初おや?と思いましたが、良く考えるとそうなんですよね。
F値はそれぞれ開放なのですが、Takumarは1.8 SIGMAは4.5。 光量は2乗で求めるのでしょうから、
4.5×4.5/1.8×1.8≒約6倍 こんな計算でいいのかな?(^ω^;)間違ってたら教えて下さい。
Takumar F1.8 10秒と同じ明るさに写す露出時間は、6倍の60秒だったのです。
こんなにも違うのかと、初心者丸出しで改めて実感してしまいました。
『F値の0.1は血の一滴』そんな感じですね。
そりゃ皆様高いお金出して少しでも明るいレンズ買うわね。 特に私のように闇夜で活動する人間は。
現在天体写真の直焦点でメインで使っているR200SSはF4、今度使ってみようかと思っているSPの100MはF10。
これは先程のタクマーとシグマと同じくらいの光量差(約6倍)があります。
R200SSで3分で写った天体は100Mだと18分もの露出が必要となります。
ん~何かイモ引いてきた。
↓撮影の励みになりますのでどちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)
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コメント
やまねももんが
露出時間の計算は合っていると思いますよ。
昔から天文写真の世界では、「明るい光学系は七難隠す」と言われてきました。
第1の理由は、フィルムでは相反則不軌の問題で
露光時間を延ばしても写りが良くならないからです。
第2の理由は、露光時間が短ければガイドが容易になるからです。
デジタルカメラになって第1の問題は大きく変わりました。
まず、相反則不軌の問題がなくなりました。
さらに加算処理によって、実質の露光時間を伸ばせるようになりました。
つまり、デジタルカメラを使うことで、明るい光学系でないと写らないということは無くなったと思います。
でも苦労は以前として付きまといます。
あとは、苦労と感じないで楽しめるかどうかではないでしょうか?
長くなってすみません。
結局、何を言いたいのだろう(苦笑)。
2011/10/18 URL 編集
阪神ファンいっこう
……入札、参加しようかなぁ。
でもさとうさんに「あこがれにしておきなさい」って言われてるしなぁ。4万円台で入札して、だめだった、っていうのがあきらめがつくかなぁ。
締め切りは明日10時!
2011/10/18 URL 編集
にしん目かたくちいわし
こんばんは。
ありがとうございます。 計算は大の苦手で(こんな簡単なものでも)ちょっと不安だったので安心しました。
「明るい光学系は七難隠す」 そうでした。すっかり忘れていました。
>加算処理によって、実質の露光時間を伸ばせるようになりました。
ここでいつも疑問に思っていることがあります。 戯言と思って聞いてください。
例えば 5分露出×4枚コンポ=20分露出1枚撮り ではやはりないですよね。
20分露出してギリギリ写る天体は、5分×4枚では出ないのでは?と思います。
でも20分のほうはノイズがかなり乗ってしまい、5分×4枚のほうは、1枚のノイズも少ないし、4枚重ねることでかなり滑らかになるメリットもありますね。
そうすると1枚ものより無理な強調ができるようになります。 結果としてはどうなんでしょう?
20分で写るか写らないかギリギリの天体は、5分では情報ゼロの可能性もありますよね。 ゼロを何枚重ねてもやはりゼロでしょうか。 それともゼロのように見えて実は少しずつ情報は加算されていくのでしょうか。
あれ?結局私も何が言いたかったのか分らなくなってきました(笑)
2011/10/18 URL 編集
にしん目かたくちいわし
悩みますよね。重いと言えば確かに重いです。 少し出すのに気合がいりますね。
落札価格をみんなで予想するのも面白そうです。 越えない範囲で一番近かった人が優勝。
私は83200円! 高すぎるかなぁ~
2011/10/18 URL 編集
やまねももんが
かたくちいわしさんのおっしゃる「コンポ」は加算平均のことですよね。
加算平均では、明るさは変わらずに、ざらつきが減ります。
私が前のコメントで言った「加算処理」とは、単純加算のことで、枚数分だけ明るくなります。
「コンポ」が加算平均として話を進めます。
コンポしても、所詮明るさは1枚分の5分です。
そこで画像処理で4倍明るくしてみましょう。
背景も対象物も4倍明るくなるので、20分露光したものと同じになります。
ただし、諧調が飛んでしまいます。
極端な場合は、ヒストグラムがくし状になってしまいます。
ざらつき(ノイズ)はどうでしょうか?
4枚コンポで1/2になり、4倍明るくするので4倍になり、合計で2倍になると思います。
よってメリットは無いように思えるのですが、どうでしょうか?
20分露光してギリギリ写る天体は、最低でも20分露光して、それを複数枚コンポすべきだと思います。
理想を言えば1枚の露光を20分以上にしたいです。
このときに「単純加算」が使える可能性があります。
20分露光を2枚単純加算して、実質の露光時間を40分にするのです。
以上は、かなり単純化して話を簡単にしました。
実際は単純な比例関係にならなくて、微妙な部分がいろいろとあると思います。
例えばカメラから出てくる画像データのレベル0は、純粋な黒ではなくて、少し足切りされていたしします。
私は以上のように考えるのですが、勘違いしていないかなあ?
2011/10/18 URL 編集
まるこう
R200SSはそうですねぇ。\79,000てとこかなぁ。
2011/10/19 URL 編集
やまねももんが
昨夜のコメントは一部が間違っていたので訂正させて下さい。
ざらつき(ノイズ)に関して考え直して見ました。
話を簡単にするために、モノクロで考えます。
均一の明るさのものを撮影しても、明るさ(輝度)は場所によって微妙に揺らぎます。
これをざらつき(ノイズ)と称して、その大きさは輝度の分散(シグマ)等で表現します。
でも視覚的には、S/Nが重要です。SはSignalで明るさ(輝度)そのもの、NはNoiseでその分散です。
このざらつき(ノイズ)の原因は複数あります。
まずはランダムに発生する熱ノイズです。
そしていつも同じ場所に同じように発生する固定パターンノイズです。
これはダーク処理で減算できる(はず)なので、ランダムノイズだけを考えます。
昨夜のコメントで気が付かなかった重要な点は以下です。
・露光時間を2倍にした場合には、ノイズ量は2倍にはならずに、ルート2倍になることです。これによってS/Nは改善されます。
・画像処理で明るさを2倍にした場合は、ノイズ量も2倍になるので、S/Nは改善されません。
ちょっと(かなり?)自信がないのですが、今はこのように考えています。
5分露光1枚を基準に考えます。
4枚コンポすると、ノイズ量は1/(ルート4)で1/2倍になります。
画像処理で4倍明るくすると、ノイズ量は1/2×4で2倍になります。
20分露光1枚では、ノイズ量はルート4で2倍になります。
よって、20分露光1枚と5分露光4枚コンポとでは、S/Nは同じになります。
単純加算では、露光時間を長くした場合と同様ですから、
5分露光を4枚加算すると、ノイズ量はルート4で2倍になり、20分露光1枚と同じS/Nになります。
結局、ランダムノイズによるS/Nに関してはどれも同じということになります。
昨夜のコメントでも言いましたが、画像処理で明るくするのは避けたいです。
すると単純加算のほうが良さそうですが、明るい部分が飽和してしまうのでダイナミックレンジが狭くなってしまいます。
これに対処できるのがステライメージのデジタル現像なのではと思っています(使ったことがないのですが)。
内部では多ビットデータとして扱って飽和しないようにしておいて、ダイナミックレンジに関しては任意の部分を切り出せるようです。
昨夜のコメントでも書きましたが、
20分露光してギリギリ写る天体は、最低でも20分露光して、それを複数枚コンポすべきだと思います。
理想を言えば1枚の露光を20分以上にしたいです。
淡い天体は厄介ですねえ。
あと10年もすれば、かたくちいわしさんが撮りたいと思っているものが、1分露光1枚で十分なカメラが出てくるかも。
10年間冬眠しているのも選択肢かも?
冗談ですよ(笑)。
2011/10/19 URL 編集
にしん目かたくちいわし
おはようございます。 まとめてレスさせていただきます。
と言うか、とても私の戯言にとてもわかりやすく、長い文章を書いていただいて申し訳ございません。
「加算平均」と「単純加算」を区別して考えていませんでした。
また、ノイズ量も最初にコメントいただいたように考えていました。
>「露光時間を2倍にした場合には、ノイズ量は2倍にはならずに、ルート2倍になる」
そうなんですね。なるほど結果的には一緒か?と思いきやステライメージのデジタル現像でダイナミックレンジを広くすることが可能なんですね。
あとSN比が大事φ(..)メモメモ...
いや~奥が深いですね。 さらに感度設定を変えた場合とか、今まで勘に頼っていた部分が少しは理論的に?考えられるようになったかもです。
もう感謝感激雨あられ(古い?)でございます。
そうですね、10年ぐらい記憶喪失になってみますか。
2011/10/19 URL 編集
にしん目かたくちいわし
方言なのか?と思ってネットで調べてみると・・・ありました「極道用語の基礎知識」
イモを引く 【いもをひく】
怖気づくこと。恐れて物事から手を引くこと。薩摩芋を収穫するために蔓を引っ張っていると、当然のことながら体が後退することに由来する。「芋引く」のように用いることもあり、臆病者のことを「芋引き」という。
「指揮官が行かんのなら、イモじゃ、イモじゃ」 広能昌三
「天政会の外道らが攻めてきたら、イモ引くこたぁねえんぞ。やれぃ、やりあげちゃれぃ」 市岡輝吉
しかしなんという文例でしょうか。 外国人の為の日本語の教科書にこんなのが載っていたら面白そうです。
79000円ですか。 さぁ、張った張った! 半か丁か!
2011/10/19 URL 編集
やまねももんが
「極道用語の基礎知識」
かたくちいわしさんに、新たな疑惑が、、、。
みんなが突っ込む前に突っ込んでみました。
2011/10/19 URL 編集
阪神ファンいっこう
ただ、今回は実践的な部分で、高感度短時間複数枚コンポジットの私にとって、すごく重要なポイントですね。φ(..)メモメモ...
やっぱり遠征&ガイドで長時間がいいのはわかっているんですが、お気楽撮影でどこまでやれるか、がんばっちゃいます(笑
R200SS、締め切られました。私の予想、57,000円です。やす! このくらい安かったら入札するんだけどなぁ。→この金額で入札したと仮定→みごと落札 という妄想の金額です(笑
2011/10/19 URL 編集
にしん目かたくちいわし
「わいは堅気じゃきー」 って広島弁なら実家が近くのいっこう氏&まるこう氏のほうが上手いかもです。
天体&ネイチャー写真を撮ってる8○3さんなんて居ないのでしょうねぇ~
2011/10/19 URL 編集
にしん目かたくちいわし
二人で赤点取らないように頑張りましょう。 こっそり自分だけ勉強したらダメですよ(笑) なんか学生時代のようですね。
『光害地でのメシエ』のいっこうさんの取組みはとても意味があると思います。 この前の「赤外カットをL画像に」のような特別な装置を必要としなくても「ここまでやれるんじゃい!」というのは、これからやってみよう!という人にどれほど勇気を与えるか。
見事一番近い予想を立てた方には豪華商品があります! 『落札した気分になれる』賞です。 妄想の世界へどっぷり浸かれます。
2011/10/19 URL 編集