この写真だけを見てどこを写したか判る人はかなりの天体通。

こういう事です。 冬の星座を撮ってて、あまりの過疎っぷりに撮りたくなってしまいました。

動いてしまう木星を除けば、この広い写野に1等星が一つもありません。 一番明るいのはくじら座β星のデネブカイトス(2.04等)です。
今はミラが極大期を迎えて、2等級と見やすくなっていますが、この星は周期約330日で2等~10等まで大きく光度の変わる星で、いつの間にか見えなくなってしまいます。
その隣のうお座、ここはツッコミどころ満載。
α星は2匹の魚の結び目にあたるアレルシャ。 でも一番明るいのはη星で3.6等星。 いくらなんでもηって。
β星は西側の魚の口の先、フル・アル・サマカー 何と5等星! おい! 見えねーつーの。
きっと農業かなんかで重要な星だったんでしょうね。
赤いバツ印のところは春分点です。
さらに右端 水瓶座
ここにγ星 サダクビア(秘密の幸運の星)という意味の星があります。
この他にももうちょっと右で写っていませんが、α星サダルメリク(王の幸運な1人)、β星サダルスウド(Sadalsuud、(最高な幸運)など幸運尽くし。
見つけると良いことあるかも知れませんよ。
あ。δ星スカトは(ひざ)という意味です。 星座絵でガニュメデス少年の膝にあたるからだそうです。
まんまじゃねーか。

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コメント
やまねももんが
星座って、星の並びが本当にそう見えたのかなあ?と疑いたくなるものがあります。
この領域はまさにそうです。
全天を埋めなくてはならないので、無理やりこじつけたのでは?と思ってしまいます。
それとも、昔の人は感性?がすばらしくて、星座の絵のようなものが連想できたのでしょうか?
星空を眺めると、星座の線が見えるようなメガネが欲しいなあ。
星座の絵は、うっとおしいから遠慮します。
2011/09/11 URL 編集
阪神ファンいっこう
このページ、いろいろとおもしろいです。
わたしもつっこみたい!
うお座って、2匹の魚をつないだ紐の部分の方がでかいやん! うおつなぎひも座やん!
2011/09/11 URL 編集
まるこう
ところで、なんで魚が2匹つながっているんでしょうか? クグレカス>じぶん
2011/09/11 URL 編集
にしん目かたくちいわし
こんにちは。
この西洋の星座に比べたら、日本古来の星座は羽子板星とか形のままのものが多いですね。
ギリシャ神話など、お話が出来すぎてるわ、星座の出てくる順番まで考えてあって何だか想像力が豊か過ぎですよね。 秋の星座はほとんど水関連ですし。
セレストロンのスカイスカウトがそんな感じなんですかね? 使ったことないですけど(汗) 機械を向けた方向に何の星や星雲が見えるかGPS機能で教えてくれるらしいですよ。
2011/09/12 URL 編集
にしん目かたくちいわし
リンク先面白いですね。お気に入りに登録させていただきました。 元はアラビア語でローマ読みしたものが今に伝わってたりするみたいです。
「うおつなぎひも座」認定しました。 トレミーの48星座に続いていっこうの48星座の成立をめざしましょう。 アイロン座も認定です。 あと何かありましたっけ。
2011/09/12 URL 編集
にしん目かたくちいわし
かと思いきや一般的に星座線に結ばれない、比較的明るい星とかもあるんですよね。 全く注目もされなくて可愛そうです。
きっとあれですよ。今は「メザシはあんなに繋がってて泳ぎ難くないのかな?」という子供がいるそうですが、数千年前は魚は紐でくくられて売られていて「魚ってあんな風に泳いでいるんだ」と思った人が星座を作ったんでしょう(笑)
2011/09/12 URL 編集