という映画がありましたね。 映画とは全く関係ないですが、リアルに月はどっちに出ている?という話です。
先日、「朝倉の三連水車と星を一緒に写したい。しかも水車はなるべく回転しすぎて残像にならないように」と言いましたが、実際に撮影するとなると、色々と条件が必要です。
ライトやフラッシュを当てないとなると、なるべく月の大きな時に、順光に近くなるような月の光が必要です。
天体やっている人は勿論、そうでない人も月の天球上の高度が違うのは気づいている方も多いと思います。
「あ~今日は月がやたら高い所にあるな」とか、「あんな方角から月が昇ってきた」などです。
太陽は夏至の頃に北寄りから昇り、天高いところで南中し、北よりに沈み、冬至の頃は逆・・・などはご存知の方が多いでしょう。 では月は?
満月の時、月は太陽と反対の方向にあるので、太陽とは逆に夏至の頃に南中高度は低く南より、冬至の頃に満月が天高くから冷たい光を放ちます。
満月が昇る方角は、真東を中心に南北に約30度ずつも年間を通して移動するのです。
さらに、半月や三日月などは?
地球と太陽と月の位置関係が日々違うので、月の出の方角も毎日変わることになります。
これは昨年度の月の出の方角をグラフ化したものです。
あまりに分かりやすかったので、
コチラのサイトより勝手にお借りしてきました。 スミマセン(^^;)

上弦の月だと春分位に南中高度が高くなり、秋分の頃低くなるようですね。
撮影に際して、もっと直感的で分かりやすく表示してくれるサイトもありました。
Photographic Information Siteです。
地図上の任意の場所に、指定した日の月の出没方角を示してくれます。

紫の線の方向が、おおよその月の出方向、橙色が…以下(ry 赤△が水車の場所
さらに左上の「月方向・高度」ボタンをクリックすると、任意の時刻の月の方角・高度を示してくれます。

ちなみに本日・仕事が終わって行けるとすればこの時間。 水車は県道14号線とほぼ平行に設置してあるので、ほとんど真横からしか月の光が射しませんね。 ダメです。
月景写真や月を入れた風景写真を撮るならこういった情報は必須ですね。
フレームインさせたい物・方向が決まっている時はなおさらです。
また、月面写真を撮るときも有効だと思います。
↓撮影の励みになりますのでどちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)
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コメント
やまねももんが
これはまた便利なツールをご紹介下さいまして、ありがとうございます。
冬の満月は空高く、夏の満月は低い、という程度は知っていたのですが、、、。
月明かりを使った星空写真には、強力な武器ですね。
2011/07/17 URL 編集
阪神ファンいっこう
昨日は月を入れた風景写真を、と思い航空公園をうろうろしましたが、うまくみつかりませんでした。今回の情報をもとに、また探しに行きたいと思います。
2011/07/18 URL 編集
かたくちいわし
こんにちは。
私も今回調べるまで、意識して月の出の方角を見たことなかったです。
現代なら説明されればなんとなくわかる現象ですが、昔の人は不思議で仕方なかったでしょうね。
>阪神ファンいっこうさん
「この位置から、こういう方向で、○○の形の月を入れて-」と色々条件が増えると、一年にワンチャンスしかない状況とかもありそうですね。 しかも晴れないといけないのですから数年に一度とかになるかも知れませんね。 でもそういう苦労もなかなか理解してもらえないんだろうなぁ-と想像しています。
航空公園でのベスト写真、期待しておりますよ~
2011/07/18 URL 編集