毎日のように素晴らしい写真を更新されている方のブログを見ると、思わず鬱りそうですが、ココでは駄作や失敗作も絶賛更新中です(自虐)
さて、天体写真用として人気のIDASの光害カットフィルターLPS-P2を使ってホタルを撮ってみました。
↓見事に暗い木のところにいるんですね。

LPS-P2の分光曲線はコチラ

水銀灯やナトリウム灯のピークをピンポイントで大幅カットしながら、赤い散光星雲の赤外領域はバッチリ通してくれます。
一方のホタルは、種類によって若干の差はあるものの550nmをピークに次のような発色光です。
・ゲンジボタル 486~680nm(黄色味を帯びた緑色)
・ヘイケボタル 500~670nm(ゲンジボタルより黄緑色)
・ヒメボタル 530~660nm(黄金色)
ホタル光のピーク550nmをカットしてしまうので心配しました。ややホタルの線が細くなったものの空や前景は締まり、露出も長めにかけれました。ホタルの線が細くなったのは、フィルターによる露出係数の違いのせいかもしれません。 それと遠くにいるホタルの色がやや緑色に傾きました。

「明るいレンズと長い露出をかけたいけど、それだとホタルの線が太くなりすぎるんだよね」とか
「ホタルと星を一緒に写したいけど空がカブるんだよね」
「どうも背景が明るくなりすぎて不自然なんだよね」
といった時には有効なようです。
カラーバランスは大幅に狂うので空の色はお好みで。↑青っぽくとか↓赤っぽくとか

この日も薄雲がかかって肉眼では星が一個も見えなかったのですが、上の方に光跡が写ってます。
フィルター効果かな?
ホタルのいる所で車のハザードランプを点けると、ホタルが寄ってきたり、一斉に発光しだしたりするそうです。
色や点滅周期がメスのものと近いせいなのかも知れません。
「ネットなどでは「裏ワザ」のように紹介されたりしていますが、ホタルの繁殖行動を邪魔しているに他ならないのでお止め下さい。 またフラッシュを焚いたり明るい懐中電灯やLEDで照らす(最近は携帯電話のカメラで撮ろうとライトを点ける方が多いとか)のも同様です。 ホタルは水質と明かりに非常に敏感なんです」-保存会談 との事です。
ほんのちょっとした環境の変化で居なくなったり、壊れたりする自然。
ならばちょっとした心配りで守れるとも考えたいですね( ´∀`)
↓どちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)

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コメント
kazu
色々教えていただき有難う御座いました。
また ブログの方も丁寧に乗せておられて
お人柄が分かりますね^^*
ホタルの話し すごく面白かったですよ
まさかその保存会の方とは夜中の会話では
無いですよね・・・^^**
昨日寺内ダムの方へ行きましたが
初めて行ったので自分の位置も分からず
私こそウロウロ不審者です・・・笑い!
2011/06/06 URL 編集
かたくちいわし
丁度撮っていたので記事にしてみました(^^)
保存会の方との話は最初にお会いした時の回想です。
このあとちょっとディープな方向に話がいってしまったのですが、それもまた書いていこうかと思ってます。
kazuさんも鍋ヶ滝といい、よく夜にお独りで行かれますね。
私も人の事全然言えませんが。 人に話すと「馬鹿だろ」って言われます(笑)
2011/06/06 URL 編集