私のような初心者が画像処理について語るのは痴がましいのですが、初心者なりの浅はかな考えで「ちょっと上手くいったぞ~い」ということですので何か間違っている部分についてはご指摘頂けるとありがたいです。
と、言い訳をしたところで昨日は下図のところまでいってました。

この方法で処理していて「もっと透明感のある、背景に星雲が溶けていくような画にしたいな」と思っていました。
Photoshopでカラーバランスを弄ったり、赤に対してレベル補正やトーンカーブで赤を弱くすると、ヒストグラムの赤の山が、形はそのままに山ごと動いてしまいます。 当然バックグラウンドのカラーバランスが崩れるので、調整するとあら不思議、元に戻っちゃうではありませんか。
そこで「山の形のほうを変えればよくね?」と考えました。
注目したのはDSSの各色の破線で示された山の幅です。

緑と青の破線の山はほぼ重なり、赤の破線の山より狭いですね。
緑と青の破線山の幅を広げてやるには、[RGB/K Levels]の青と緑の左端についている△スライダーを少し右に動かしてやります。
いま緑だけ広げてます(わかりやすいように赤と青は右に寄せてます)

青も同様にやり、破線の幅を三色同じ位にするか、場合によっては赤を少し狭くします。
相対的に赤の色のついた山が細くなり高さが高くなります。これは赤のなだらかな諧調が失われているのかも知れませんが、トレードオフです。
バックグラウンドをニュートラルグレーにするため、右側の△スライダーを適宜動かして、左端1/4位の所で色のついた山の左端を合わせてやります↓

この例は赤の破線の山を他の2色より少し細くした場合です。
これを保存してPhotoshopで調整したのが、先日ご紹介した下の画像です。

個人的にはいい色になったんじゃないかと思います。
上記の方法を過去に撮った色々な写真で試してみたところ、赤い星雲を露出不足で撮ったような、殆んど赤の成分しかないような画像では荒れてしまうだけでした。
例えて言うなら
赤40% 青30% 緑30%を⇒赤33% 青33% 緑33%に強調/圧縮したものは自然になっても、
赤80% 青10% 緑10%を⇒33:33:33にするのは無理が出てしまうようなものです。
また露出不足の時はスライダーを少しでも動かすと、山の形が極端に変わります。
以上のように何にでも使えるわけではありませんが、ご参考程度に。
天文雑誌の投稿写真の素晴らしさには毎回ため息が出ます。 バックは絹の様に滑らかなのに星雲や銀河は諧調豊かに表現され、星像は刺さらんばかりのシャープネス。
アレいったいどうなっているのでしょうか? 現時点ではとても追いつく気がしませんが、少しずつ勉強していきたいです。
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