大熊座にある、ふくろう星雲(Owl nebula)と呼ばれる惑星状星雲と、M108渦巻き銀河です。

2011.2.6 3:10~3:54 180sec.×2 300sec.×2 480sec.×2 総露出32min.
Canon EOS kiss D(改) ISO1600 LPS-P2 FF
Vixen R200-SS Celestron Advanced-GT Qcam S7500+GuideMaster
Deep Sky Stacker Adobe Photoshop CS 終始低空はモヤに覆われているものの、2月3日よりやや良い条件
前から撮ってみたかった対象です。 少しガイド流れているかな?
北斗七星の2番目の星β星から1.5°東南とわかり易いはずですが、両方とも淡いため空の条件が良くないととたんに見えなくなります。
M97とM108はわずか45'しか離れていないので、低倍率では同一の視野で観察できます。
M97トリミング

星雲の中に暗くなっている部分が2つあります。なんだかふくろうの顔に見えるのでこの名称があります。
この暗くなっている部分はトーラスです。 トーラスとはドーナツの様な中心部に穴の開いた形状の事です。
半透明のドーナツを想像してみて下さい。 それを斜め上から見ているとしましょう。
半透明なので穴の上と下が両方見えているのです。
太陽のような星が一生を終えるときに星のまわりにガスを噴出します。 そのガスがこのように見えています。
「惑星状」となっていますが只丸いからで、木星や火星などの惑星とは何の関係もありません。
M108トリミング

不規則銀河のように見えますが、実は渦巻き銀河を横から見ているだけです。
M97が光度12等、M108が10等代と数字の上ではM108の方が明るいのですが、形のはっきりしている惑星状星雲と違って非常に淡いので、メシエ天体の中では最も観測の難しい天体の一つです。
この時も6cmのガイド鏡でM97は見えていたのに、M108はわかりませんでした。
似たようなサイズなので同じくらいの距離にあるのかと思いきや、M97が2600光年~1万光年 M108は2300万光年~4600万光年で、小さいけど近いふくろう星雲とすっごく大きくて遠いM108なのでした。面白いですね。
↓撮影の励みになりますのでポチッお願いします ばい(゚Д゚)/
ブロ村お気に入り
<HOME>
- 関連記事
-
スポンサーサイト
コメント