昨日"もう冬の星座の季節だ"と言った矢先に恐縮ですが、夏の星座はくちょう座にあるNGC6888 三日月星雲(Crescent Nebula)です。
以前ご紹介した
はくちょう座γ星(サドル)付近の散光星雲 IC1318の大きく広がっている中にあると言ってもいいくらいの場所にあります。
右上のほうにもその赤いモヤモヤが写っていますね。 いったいバックのどこからどこまでが星雲で、全体的に赤いのが広がっているのかどうかわからなくなります。

2011.8.28 1:33~2:34 600sec.×4枚 EOS kiss D(改) ISO 800 LPS-P2 FF
Vixen R200-SS Celestron Advanced-GT Mizar GT-68+Qcam S7500+GuideMaster
Deep Sky Stacker Adobe Photoshop CS 三日月星雲クレセント・ネビュラとはまたおつな名前をつけるものだと感心しますが、三日月というより"クラゲ"っぽいです。 しかしクラゲ星雲は双子座にIC443としてあるので、ん~「脳みそ星雲」というのはどうでしょう?
気持ち悪いですかね。
拡大トリミング画像

これをずっと超新星残骸だと思っていました。 調べてみると惑星状星雲らしいです。 中央に明るく光る星は、大質量の年老いた星で、約25万年前から強い恒星風によって星の外層部分のガスをゆっくりと吹き出していると考えられていて、それが光輝いているそうです。
成り立ちを考えると確かに惑星状星雲ですが、M27やM57、NGC7293らせん星雲とは見かけが全然違いますね。
数百万年以内に超新星爆発を起こすそうです。 随分と長いスパンで死んでいくのですね。 本人はスパっと逝きたいところかも。 それとも星にすれば数百万年も春の夜の夢の如しでしょうか。
いずれにせよその後に超新星残骸になるのでしょうね。
ココまでは好調に撮影してたんですよ。 6枚撮って破綻の少ない4枚を選んでスタックしています。
しかしここから深~~~い、オートガイドの霧の中に迷いこんでしまいました。 10分のガイドは1枚も成功しなくなりました。
今もまだ遭難中です。
↓撮影の励みになりますのでどちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)
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コメント
阪神ファンいっこう
誰かいないか~~~~
最近オートガイドの森の遭難者が多いな。
気軽にはいって霧にやられちゃうんだよなぁ。みんな。
千葉県印西市からも遭難の連絡あり。遭難者は「まるこう氏」と名乗っている模様。
よし、こっちの遭難者は自力でなんとかしそうだ。ほっといて印西市の遭難者の救助に向かうぞ!
2011/09/01 URL 編集
やまねももんが
私にはやはり「くらげ」にしか見えません。
オートガイドって、難しそうですね。
近寄らないようにします。
2011/09/01 URL 編集
にしん目かたくちいわし
「おーい、やった!救助ヘリだ! これで助かるぞ!」
「あっww 反転していく…orz」
「おーい! ここだー 何故…」
「きっと燃料が足りなかったんだ、直ぐに給油して戻ってきてくれるよ」
「そうだな、きっと援軍を送ってくれるに違いない。それまで何とか持ちこたえよう」
>やまねももんがさん
やっぱりクラゲですよね。カブトガニって言う人もいます。
赤道儀がしっかり作ってあれば、ワザワザ面倒なオートガイド使う必要はないし、長焦点でオートガイドを使ったとしてもスッキリいけると思うのですが、私のように安物赤道儀で誤魔化そうとすると苦労が絶えません。
2011/09/01 URL 編集
KAZU
星あかりなのか意外と明るい状態でした
ブログにするにはまだ先になりますが
この池は飛行機がやたらと通るのでこれが欠点です
山中渓谷側から峠を降りると竹林があり そこを
過ぎると急に開けた峠になります
そこからの山と星がすごくきれいです
もし行かれたらきっと気に入りますよ・・・
2011/09/02 URL 編集
にしん目かたくちいわし
こちらこそいつも撮影スポット情報ありがとうございました。
KAZUさんのブログ見てると「ここも行きたい、あそこも行きたい」でたまらなくなります。
google earthで脳内撮影旅行するのが最近の愉しみです。
でも実際に行くと、衛星写真で見るのとはいつも全然違いますね。
秋になると私の大嫌いな蜘蛛が多くなりますね。 早く池も行かないと、蜘蛛の巣だらけになったら怖いです(><)
2011/09/02 URL 編集