天体写真集にはおなじみの、みずがめ座にある、らせん(螺旋)星雲(NGC7293 Helix Nebula)です。
太陽クラスの小さな恒星は、その一生の終わりにガスを広範囲に放出して、それがこのように円形に光り輝きます。 ガスを出し切ると白色矮星という燃えカスのようなものが残るだけです。
青い部分は少し上のほうが欠けてハート型に見えなくもないです。

2011.8.3 2:43~3:16 480sec.×4枚 EOS kiss D(改) ISO 800 LPS-P2 FF
Vixen R200-SS Celestron Advanced-GT Mizar GT-68+Qcam S7500+GuideMaster
Deep Sky Stacker Adobe Photoshop CSまるで大きな目が片方こちらをギョロッ!と見ているかのようです。
赤い円が二重になっているさらに外側、目でいう眉にあたる部分にも薄っすらと構造がるのがわかります。
満月の半分ほどという、全天で最大の視直径を誇りますが、何せ淡い。
空の状態がちょっとでも悪くなるとたちまち見えなくなります。
低倍率のアイピースで大きく広がる姿が見えた時は、あまりの大きさに笑ってしまうほどでした。
ただ、望遠鏡で見るのが始めての人に見せるとよく「見えない」と言われます。
心配要りません、そんなものなんです。 淡い天体は辛抱強く見ていると、そのうち見えるようになってきます。
私も見えるかどうか興味津々なのでワザとイジワルして見せてしまいます(^ω^;)
トリミング前画像です

ISO800 8分×4枚ではまだまだ結構荒れちゃいますね。
最低でも8枚、出来れば16枚重ねたいところです。
さて、今宵は旧暦7月7日 七夕ですね。
晴れてくれるかな? 余分な電気を消し、大切な人と天の川を眺めに出掛けてみませんか?


↓撮影の励みになりますのでどちらか一押ししていただけるとうれしかです鯛(゚Д゚)
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コメント
やまねももんが
昔(私が学生だったころ)は、こんな写真は天文台でしか撮れなかったですよ。
それが今は、一個人で撮影できるのですね。
凄いなあ。
私もチャレンジしてみようかな?
でも、性格からしてすごくのめり込むだろうから止めとこう。
これからも、どんどん見せて下さい。
2011/08/06 URL 編集
かたくちいわし
ホントですね。現在のデジタル機器とソフトの進歩にはびっくりさせられます。
とりわけ画像処理が無ければ天体写真は成り立たないほどになってしまいました。
この写真も元画像は薄っすらとしか出ていません。
是非!チャレンジしてほしいです。やまねももんがさんのスキルがあれば「直焦点始めました」から数ヶ月後には我々を奈落の底に突き落としてくれるに違いありません。
空恐ろしいですねぇ~
2011/08/06 URL 編集
あかちん
神秘的ですね。
小学生のころ天体望遠鏡が欲しかったこと
思い出します。
2011/08/06 URL 編集
kazu
こんなの撮れるんですね!
今日はあいにくの曇り空ですね・・・
九千部山登ったら霧で何も見れませんでした
小郡の花火大会を撮影予定でしたが
残念です・・
2011/08/06 URL 編集
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2011/08/07 編集
さとう
らせん星雲の色が綺麗に出てますね。
惑星状星雲は比較的写りやすい対象ですけど、これは淡く全く別物ですね。ここまで綺麗に撮れるのが羨ましいです。
2011/08/07 URL 編集
かたくちいわし
こんばんは
本当に宇宙にこんなものがあるなんて不思議ですよね。
あかちんさんは熊本ですね。
少し足をのばすと阿蘇ですね。 私はそちらまで行くには時間が足りませんが、素晴らしい星空がひろがっているのでしょうね。 たまにはふと夜空の星を眺めてみてください。
>kazuさん
台風が近づいて風は強いし、天気は不安定だし残念でした。
先日の久留米の花火大会の時も、小郡のときも浴衣姿の女性がたくさん歩いていました。
夏だなぁ~という感じです。
2011/08/07 URL 編集
かたくちいわし
こんにちは ありがとうございます。
最初構図確認の為にISO3200 30秒で撮ったら何も写ってなくて、写野を外したのかと思いました。
1分で「もしかして写ってる?」 1分半で「あー」という位淡かったです。
M33と同じように難物ですね。
2011/08/07 URL 編集
阪神ファンいっこう
2011/08/07 URL 編集
にしん目かたくちいわし
なぁんちゅう、なんちゅう悲しい光や・・・(泣)
♪へであうとんざはいぅえい!
2011/08/08 URL 編集